校長室 令和7年

体育大会の取り組みが始まりました

新年度が始まってあっという間に1か月が経ちました。楽しみにしていた大型連休も終わり、連休明けの5月7日には全校で実力テストが行われました。
テストが終われば5月23日に予定している体育大会の取り組みが始まり、9日(金)には降雨が心配されるなか、グラウンドで団練習が行われました。体育大会では4つの団が編成されますが、主な競技は学級対抗の大縄、多脚、リレー。長い教員生活でも、私には「春の体育大会」は初めてです。限られた取り組み期間の中で生徒たちは学級の「和」を深めること、日常生活そのものを充実させることを念頭におきながら、取り組みを充実させようとしています。

そんななか、私がふと思ったことは、「身なりがそろっていない」ということでした。ほぼ毎朝、北中の下の交差点で、Iさんと一緒に交通指導に立っていますが、ジャージ姿で登校する生徒、夏の制服、または冬の制服で登校する生徒。私にはまだ朝方は肌寒く感じますが、元気に半袖・ハーフパンツ姿で登校する生徒もいます。
一昔前は、「そろっていること」がよいと思っていました。しかし最近は、「そろっていないこと」にも意味があると思うようになりました。例えば服装。全員でそろえることをよしとするときもあります。でも、そろっていないということは、今このとき、指定のものの中から何を選択するかを、1人1人が自ら考え、判断している、ということです。
体育大会までの向こう2週間、ウェザーニュースでは瑞浪市の最低気温は11℃、最高気温は29℃と報じています。教室内とグラウンドでも温度は違います。運動するかしないかでも変わります。些細なことかもしれませんが、「自分で考え、判断すること」は、自立して生活する土台です。
最近耳にするようになった言葉は「熱中症対策」。まだ身体が十分に暑さに慣れていない今、あらゆる手段で熱中症対策をしながら、全校生徒が充実感を味わえるよう、体育大会に臨みたいものです。